ブロガーは稼げるのか?ブログ収入の仕組みを徹底解説


「なぜブログで広告収入を得られるの?」
「ブログって誰でも稼げるの?」
「どれくらい稼げるの?」
ブログをあまり知らない人はこういった疑問を持つ人も多いと思います。実際に、私自身もブログ運営について知識がない頃は、とりあえずブログを開設し記事を書きましたが、結局うまくいかず、「ブログなんて稼げないだろう」と思っていました。
そこで、「ブログでちょっとした収入がほしい」「副業で稼ぎたい」「現在ブログ運営がうまくいっていないのでもっと稼ぎたい」という人向けに広告収入の仕組みからブログで稼げるようになるまでを解説します。

ブログで広告収入を得る仕組みとは

ブログとは、Web(ウェブ)サイトの記録(ログ)の略称で、個人が日記を書いたり、時事問題について考えをまとめたり、様々な情報を発信するために使うWebサイトの一種です。では、日記を書くためのツールである「ブログ」を使って広告収入を得るというのは一体どういうことなのでしょうか。

もちろん、小学生の夏休み日記のような誰でも書けるブログでは広告収入を得ることはできません。しかし、たとえば、仮にあなたがたまたま見たブログで発信している情報が、面白い情報だったり、役に立つ有益な情報であれば、それはあなたにとって価値があるブログだと言えますよね。さらに、もっと面白い情報を発信しているブログであれば、そのブログを見て価値を感じる人はあなただけでなく、もっといるはずです。つまり、ブログを訪れる読者が増えていきます。単なる日記に過ぎなかったブログであっても、たくさんの人が集まる、価値がある「場所」になるわけです。このように、価値がある情報を発信しているブログであれば、それをお金に換算することができます。その手段の代表的なものが広告収入です。

広告とは、企業が自社の商品やサービスを知ってもらうために出すものです。たとえば、テレビ、雑誌、新聞、電車のつり革、ビルの看板など、様々な場所に企業は広告を出しています。こういった場所に企業が広告を出稿するのは、その場所がたくさんの人が見る媒体であり、たくさんの人を集める媒体だからです。多くの人が集まれば、多くの人に見てもらって、商品を知ってもらえるわけです。
ブログもこれらと同様に、有益な情報を発信することで価値を与え、価値を与えることで人が集まってきて、人が集まるからこそ企業からの広告収入が得られるというわけです。
そして、こうしたブログに掲載される広告を大きく分けると、「クリック報酬型広告」とアフィリエイトと呼ばれる「成果報酬型広告」の2種類があります。

クリック報酬型広告(グーグルアドセンス)

クリック報酬型広告とは、ブログの読者がその広告をクリックするたびに収益が発生する広告です。クリック報酬型広告で代表的なサービスが検索エンジンのGoogleが提供している「グーグルアドセンス」です。グーグルアドセンスは、アドネットワークと呼ばれる広告配信のアルゴリズムを利用して、ブログの記事の内容や読者の興味に合わせて自動的に最適な広告を表示します。たとえば、あるアパレル通販のサイトを閲覧した後に、別のサイトをチェックするとアパレル系の広告が目につくようになったということはありませんか。これは、Googleがあなたの検索履歴を読み取って、自動的に興味がある広告を判断して表示しているのです。

発生する報酬額は、1クリックにつき10~200円と広告の商品によって大きく異なります。仮に、あなたのブログの記事が月間1万PVだったとしましょう。PV(ページビュー)とは、そのページを見られた回数を指します。一回のクリック単価が20円の広告が、表示された1万回のうち50回クリックされたとしたら、あなたが受け取る報酬額は1000円となります。

一回のクリック単価は平均で30円~40円ほどですが、表示される広告の種類によって単価は異なります。たとえば、転職、クレジットカード、不動産系の広告単価は他のジャンルと比較して高めです。表示される広告はブログの記事によって決まってくるので、自分の興味分野や単価の高い広告のジャンルを考慮しながら、ブログを書いていくのが効率的です。

成果報酬型広告(アフィリエイト)

ブログ運営による広告収入に興味がある人なら「アフィリエイト」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。このアフィリエイトというシステムは、成果報酬型広告と呼ばれるもので、ブログで紹介した商品を読者が購入すると成果報酬として広告収入を得られる仕組みです。つまり、アフィリエイトは商品を紹介する行為であり、インターネット上で行う営業です。

たとえば、ネット通販のAmazonはこのアフィリエイトというシステムを活用しており、ブログでAmazonの商品を紹介すれば売り上げの0.5~10%の広告収入を得られます。仮に、ブログ内で2000円でKindle本(紹介手数料は8%)を紹介し、総額20000円を売り上げることができた場合、紹介料として1600円を受け取ることができます。

また、Amazonのように自社でアフィリエイトシステムを提供する企業もありますが、アフィリエイトを活用する多くの企業はASPというサービスを利用します。ASPとは、アフィリエイト・サービス・プロバイダー(Affiliate Service Provider)の略称で、アフィリエイトシステムを開発、提供するサービスです。つまり、「商品を紹介するブログ」と「自社の商品を紹介してほしい広告主」の仲介をしています。「A8.net」は日本最大手のASPで、クレジットカードから化粧品まで幅広いジャンルの商品のアフィリエイト広告を提供しています。インターネット上で購入できるものであれば、ほぼ全てのジャンルを網羅しているため、ブログで紹介できない商品というのはあまり存在しないでしょう。

広告収入だけでなく自分の商品を売ることも可能

クリック報酬型広告や成果報酬型広告といった広告収入以外にもブログを収益化させる方法はあります。広告というのは、あくまで企業の商品、他の人が作った商品の販売を手伝う行為です。そのため、商品の売り上げ全額を受け取れるわけではなく、報酬額というのは必然的に小さくなります。一方で、自分で作ったサービスや商品を販売すれば、報酬額というのは100%です。もちろん、商品を販売する際に利用するツールやサービスによっては売り上げから手数料が差し引かれますが、とはいえ圧倒的に利益率が高いです。

有料サロン

有料サロンとは、毎月参加費用を支払うことで入会できる会員限定のコミュニティです。入会するメンバーにとっては、ブログでは見ることができないコンテンツやオフラインで交流できるといったメリットがあります。ブロガーの中にはブログの運営ノウハウを教えるオンラインサロンを開いている方が多いです。有料サロンでは参加メンバーが月額定額で場代を支払うため、毎月安定した収入が得られます。

有料コンテンツや書籍

ブロガーが持つ専門的な情報やノウハウを有料で販売することも可能です。書籍化といっても、Kindle本を出版するハードルは低いので誰でもできます。また、書籍化するほど長い文章ではない場合でも、「note」という文章や映像などを販売できるサービスを使えば、記事単位で有料販売することも可能です。たとえば、5000文字の記事を書いて1000円で売るといったことが可能です。

ブログ運営で成功している事例

このように、ブログというのは、情報を発信し、人を集めて、クリック報酬型広告や成果報酬型広告などの企業の広告を貼ることで広告収入を得ているわけです。では、実際に稼いでいるブログにはどんなものがあるのでしょうか。

芸能人ブログ

芸能人は、ブログを始める前から何百万人、何千万人という人に知られているため、ブログには毎日大量のアクセスがあります。たとえば、歌舞伎役者の市川海老蔵氏のブログは2013年の10月のアクセス数は1億2000万PVを突破しており、1ヶ月間で300万以上の広告収入がありました。そのほかにも本業と同等かそれ以上の収入を得ているであろう芸能人はたくさん見受けられます。知名度がある人にとってはブログ自体を見てもらうことは難しくないため、手がかかった記事を書かなくても収益を得ることは難しくありません。

個人ブログ

一般人のブロガーが運営するブログであっても大量のPVと収入を得ている例はたくさんあります。プロブロガーのイケダハヤト氏のブログは、2015年11月時点で265万PVを超えています。さらに、ブログによる広告収入だけでなく、企業のPR記事の執筆、有料コンテンツ、有料サロンなど収入源を分散させています。はあちゅう氏も同様に、ブログだけでなく、noteや有料サロンも並行して運営しており、個人ブロガーの人にとって「自分をブランディングした上で、様々なサービスやメディアを利用して収入を分散化させる」というのは、収入が安定する一つのやり方とは言えるでしょう。

企業のブログ

企業のブログといえば、商品のPRや自社のブランディングが主な目的ですが、大量のアクセスを集めて広告収入を得ている企業もあります。ウェブ制作会社「LIG」のブログは2015年9月時点で月間713万PVを超えています
LIGブログは、クリック報酬型広告等の広告だけでなく、PR記事や純広告による収入も得ています。PR記事とは、「もっと商品を広めたい」という企業の商品を有料で紹介する記事のことです。LIGブログでは、記事1本につき50万円から請け負っています。純広告とは、広告主側の企業がブログの広告枠を買い取って直接契約する広告のことです。広告をブログのある特定位置に固定で表示して、月額で数十万円の収入を得られます。どちらもブログ運営側が固定価格かつ高い単価で販売できるため、収入が安定するのがメリットです。アクセスを伸ばして大きなブログに成長させることができれば、広告収入の収入源も増やすことができるのです。

なぜ、多くのブロガーは稼げないのか

ここまでブログによって収益が発生する仕組みや上手くいったブログ事例を解説しましたが、実際には多くのブロガーは十分な収入を得ることができていません。なぜなら、ブログで収益が発生する仕組みを理解したとしても、実際にブログで収益を発生させる仕組みを構築できるとは限らないからです。また、よく「有名じゃないと稼げない」「才能がないと稼げない」「今から始めても稼げない」「ブログは稼げない」と言う人がいますが、この意見は完全に間違っています。仮に才能や知名度が関係あったとしても、それは成功をもたらした一つの要因に過ぎず、やり方なんていくらでもあるからです。

稼がないブロガーによくあるパターンとして、「とりあえず毎日記事を書く」ということが挙げられます。ブログで十分な収入を得たいと考えているのであれば、このような行為をしていてもその目的が達成されることは一生ありません。
たとえば、ある人がブログ運営で「副業をするぞ」と意気込んで、ブログを開設します。そして、何も考えずに記事を書き続け、ある日アクセス数を確認すると愕然とするわけです。毎日数時間かけて記事を書いているのに、たった月収数百円。そして、この段階でこの人がこれからやることは次の選択肢に分かれます。

⑴自分には向いていないとブログ運営を諦める
⑵努力が足りないからと更新頻度を増やす

さあ、どちらの選択肢が正解でしょうか。
もちろん、両方とも不正解です。
思考停止した状態で記事を書くという前提に立つ限り、結果が出ることはありません。正解は、⑴努力をやめる、⑵努力量を増やすではなく、3つ目の選択肢である「努力のやり方をあらためる」です。
何が言いたいのかというと、収入を得ていないブロガーは目的に対して努力するやり方が間違っているということです。

稼げる人は自分の戦略を説明できる

ブログで稼げていない人は、自分がどうすれば稼げるようになるのかを論理的に説明することができません。なぜなら、そもそもやり方が間違っているからです。正しいやり方に則って、ブログで稼げている人は自分の戦略を説明できるはずです。
ブログを始めてから目標の収入を得るまでの道筋というのは存在するのです。稼げていない人は正しくない道筋をたどっています。違う道を選んでも目的地にたどり着くことは一生ありません。目的を達成するためには、正しい方法論で行う必要があるのです。

稼げている人はその道筋が明確になっています。たとえば、アフィリエイトであれば、選ぶ広告の種類によって得られる収入というのは大きく変わってきます。たとえば、楽天のアフィリエイトプログラムを活用する場合、報酬額は売り上げの1%なので、毎月20万という目標を達成するためには、ブログ経由で2000万を売り上げる必要があるのです。一方で、クレジットカードを紹介する場合、報酬額は一件につき1万円前後です。20万を達成するのであれば、約20枚紹介すれば済むわけです。そして、その20枚を達成するためには、月間でどれくらいのPVが必要か、どのキーワードを狙うのか、どんな記事を書くのか、など目標を細分化してやるべきことが見えてくるわけです。もっと言えば、それを◯◯月間で成し遂げるためには、一日どれくらいの作業をすればいいというところまで落とし込めます。このように、ブログで収益を上げるというのは明確な道筋を決めて、やるべきことを淡々とやるだけなのです。なぜこの商品なのか、なぜこの検索キーワードなのか、なぜこの記事を書くのか、なぜこの文章の書き方なのか、全てに戦略が存在するのです。

ちなみに、クレジットカードなど高報酬の商品ほどライバルが強い傾向にありますが、高報酬の商品であってもライバルがいないニッチな商品を狙ったり、ライバルが使っていない検索キーワードで集客するなどやり方はいくらでもあります。

収入を得るための戦略を徹底的に調べる

ブログで収入を得るということはブログというツールを使ってビジネスをするということです。ビジネスを成功させるためにやることは、正しい戦略に則って、目的地にたどり着くまでに必要な作業を行うだけです。

そんな戦略なんて立てられないよという人もいるかもしれませんが、すでに稼いでいるブログを分析すれば、そのブログがなぜ結果を出しているのか、どういう戦略をとっているのかが見えてきます。自分で0から考える必要はありません。まずは、正しい戦略を知るために徹底的に情報を集めることです。

たとえば、SNSでたくさんシェアされる面白い記事をかける人は、面白いタイトルのつけ方、面白い記事を書くための視点、面白い文章の書き方を使っています。何にも考えずにタイトルをつけて、記事の内容をひねりもせず、特徴のない文章を書いた場合と比べれば、どちらがアクセスを集められるかは明らかです。このように自分より優れているブログがあったら、「なぜ」を繰り返してその戦略を追求する。そして、その中で使える戦略があったら真似てみることです。稼げる原理を分析して、その原理を自分のブログに応用することが近道なのです。