脱サラ起業で失敗しないためのビジネスの成功法則とは


「自分の好きなことをやりたい」
「もっとお金を稼ぎたい」
「早く会社を辞めて自由になりたい」
といった理由から、脱サラして独立したいと考えているサラリーマンの人も少なくないのではないでしょうか。

とはいえ、世間一般的には脱サラといえば、
「会社を辞めて失敗したら多額の借金を背負うことになる」
「家族の反対があって挑戦できない」
というように、金銭的に大きなリスクを背負って起業しなければならないというイメージが強いために、脱サラへのハードルが高いのも事実です。

だったら、小さなリスクでビジネスを始めればいいのではないでしょうか。もっと気軽にお金を稼ぐ手段を増やして、うまくいったら独立すればいいんじゃないでしょうか。金銭的なリスクが高いなら、お金がかからない方法で起業すればいいだけの話だと思います。

そもそも脱サラとは

脱サラとは、ただサラリーマンを辞めることではなく、会社を辞めて、独立し起業することを指します。言い換えると、会社の従業員を辞めて、会社の経営者になるということです。これは自分で従業員兼経営者を勤める個人事業主でも一緒です。

従業員と経営者の大きな違いはお金の稼ぎ方です。サラリーマンは、お金を得るために自分の時間を売ります。年収500万円のサラリーマンの給料を時給換算するとおおよそ時給2500円くらいです。時給2500円の人はどんなにサボろうが、どんなに働こうがもらえる時給が2500円というのは変わりません。

経営者は、提供した価値が大きければ大きいほど、その分だけ収益が発生します。彼らはどんなにサボろうが、どんなに働こうが、価値さえ提供すればいいのです。たとえば、1ヶ月で1000万円の価値があるビジネスを作れば、1000万円分のお金が手に入るのです。
このように、サラリーマンと経営者では働き方もお金の稼ぎ方も全く違いますから、脱サラとはまさに「脱サラリーマン」なのです。

もちろん、脱サラにはメリットもデメリットもあります。脱サラのメリットは、時間的にも精神的も自由ができることです。経営者はビジネスで結果を出せば、お金を得られますから、無駄に時間を消費する必要はありません。働く場所や使うお金だって自由に決められます。

一方、デメリットは、結果が出なければそれまでということです。どんなに時間をかけても努力をしても、結果が出なければ収入は得られません。要は、リスクをとって自由になるか、リスクを背負わない代わりに自由を犠牲にしてお金を得るかということです。

ここで、考えてもらいたいのが「リスク」という言葉です。脱サラというと、よく「起業は大きなリスクがあるから勇気が必要だ」という議論になりがちです。しかし、起業する際のリスクってそもそも何なんでしょうか。

脱サラのリスクとは

リスク、リスクと言っていてもその実態を把握していないといつまでたっても不安なままです。人間はわからないことや知らないことに対して不安を抱くきます。不安を解消する方法は正しい情報を得ることです。だから、まずはリスクとはどういったもので、どんな対処をすべきものなのかを考える必要があります。

リスクとは、発生確率とダメージの大きさの掛け算で決まります。たとえば、乗った飛行機が墜落して死亡する確率と自動車事故で死亡する確率では、後者の方が圧倒的に高いです。だから、飛行機に乗るより自動車に乗って移動した方がリスクは高いわけです。ただ実際には、頻繁に車で移動するにもかかわらず、飛行機というと何となく怖い、墜落というイメージを抱く人も少なくはありません。人間はリスクを論理的に計算した上で行動しているわけでなく、「何となく怖い」とか「何となくリスクが高そう」という感情的な理由で行動していることがほとんどです。

たとえば、銀行にお金を預けることだってリスクがあります。我々は銀行は安全だと信用しているから、現金を預けているわけですが、歴史を振り返ってみると銀行が潰れたなんてことは何度でもあるのです。そもそも銀行は預金されたお金を使って投資や資金運用をして収益を上げています。つまり、銀行にお金を預けるということは間接的に投資しているのと同じです。しかし、多くの人はお金を預けているだけで自分が投資をしているなんて感覚は持ちません。リスクを考えないのは、なんとなく安全だというように感情的に意思決定を行なっているからにすぎません。このように、世の中にはゼロリスクというものは存在しておらず、誰もが無意識のうちにリスクを冒しているのです。

脱サラの話に戻りましょう。一般的に脱サラに対してはなんとなくハイリスクだというイメージがあります。脱サラのリスクは、起業に失敗する確率と起業に失敗した際のダメージの大きさで決まります。

後者の起業に失敗した際のダメージとは、たとえば、業績赤字によって抱えることになる負債です。一般的に起業というと、銀行からお金を借りて大きな資金を使って事業を起こすというイメージが強いですが、そもそもコストがかからないビジネスを選べば、ダメージを限りなく小さくできます。たとえば、ホームページ制作会社であれば、究極的にはパソコン一台あれば事業ができるわけです。最初はオフィスを自宅から始めれば費用はほとんどかかりません。何が言いたいのかいうと、起業に失敗した際のダメージは、そもそも起業する前からコストの小さいビジネスを選んでおけば、失敗しても被るダメージは小さいということです。

そして、起業に失敗する確率を下げるのは能力です。ホームページ制作会社で言えば、営業が強ければ案件を取ってくる確率が高まりますし、開発力に優れていれば期間内に質の高い商品を納品できてクライアントといい関係を構築できます。

多くの人がリスクを心配している起業ですが、きちんと情報を収集して適切なビジネスを選んでおけば、失敗した時のダメージは最小限にできるということです。経営とは、いかにリスクをマネージメントしながら、適切なリスクを冒すかという話なのです。リスクがゼロになることはありませんが、限りなく小さくすることは可能なのです。

脱サラに失敗する人の特徴

起業はしたものの、失敗する人にはある程度パターンがあります。行動は思考から導き出されるものなので、思考が間違っていたら必然的に間違った行動をするわけです。間違った考え方のまま努力をしてもいつまでたってもうまくはいきません。

起業がギャンブルだと思っている

起業がギャンブルだと思っている人は、楽して一発大きく当てようと考えます。たとえば、「売れるかわからない商品を仕入れる」「勝算もないのに新しい店舗を出店し続ける」など、よく考えもせず博打を打って儲けようとします。そして、たまたま成功したからといってビジネスの才能があるんだと慢心して、大きな投資をして大失敗したら目も当てられません。

起業は、適当にやってたらたまたまうまくいくかもしれないといったギャンブルではありません。事業を作ってお金を稼ぐには、しっかりと利益を生み出し続ける仕組みを作る必要があります。そのためには、ビジネスの全体像を理解した上で、戦略を立てて、やるべきことを細分化し、段階的に進めていくことが重要です。

努力する方向性が間違っていたら、いくら努力を重ねても成功するわけがないのです。目的を達成するためには報われる努力をしなければなりません。努力が間違っていたら正しい方向性に修正すればいいわけですが、そもそもギャンブルだと思っていたら挑戦する回数を増やすだけで、方向性を直そうとは思わないわけです。

ちなみにギャンブルというのは、お金を賭けるお客さんが得られるお金の期待値はマイナスになるようにできています。それは、胴元が儲かるようにできているからです。それはカジノでもパチンコでも競馬でも同様です。儲けるのは仕組みを作っている側であって、その仕組みの中でお金を稼ごうと思っても稼げないようにできているのです。

プライドが高い

プライドが高いと大事なチャンスを見逃します。たとえば、わからないことがあったら人に聞く。知らないことは知らないと言う。わからないこと、知らないことを認めるだけで新しい知識を得ることができます。しかし、プライドが高かったら新しい知識を得るチャンスを逃し続けます。

プライドや見栄のために人から素直に教わるということはできないという人は意外と多いものです。逆にいうと、プライドを捨てることはみんながやらないことなので、素直になるだけで他の人より優れた成果を得やすいということでもあります。実際に、ビジネスで結果を出している人はプライドなんか気にしません。なぜなら、プライドを大事にして、自分のやり方に執着しているとなかなか結果を出すことはできないからです。

このように、プライドを捨てて素直になればなるほど、自分に足りない部分を吸収してどんどん成長することができます。プライドが高いということは自分の非を認められないということですから、現状から変わることはできないのです。

難易度が高いビジネスを選ぶ

起業する際には、難易度が高いビジネスを選択する方が失敗する確率は高いです。たとえば、いきなり多額の資金が必要なビジネスを始めた場合、それだけ多額の利益を回収しなければ赤字になりますから、難易度は高まります。

飲食店を始めるためには、店舗の開店費用、人件費、原材料費など多額の資金が必要です。少なくとも数百万円は必要でしょう。しかし、飲食業界は競争が激しい業界です。開業から3年で70%の飲食店が姿を消します。仮に、投資した資金を回収する前に潰れてしまったら、数百万円を失うことになります。お金を借り入れた場合なら、借金として残ります。飲食店経営のノウハウがあるというわけでなければ、難易度の低いビジネスから始めるべきです。

重要なのは失敗したら、再発防止策を練って次につなげることです。能力が身についていないと大きな失敗であればあるほどリカバリーができず、頓挫するわけです。能力は身につければいいだけの話ですが、現在の能力に明らかに見合っていないビジネスをしても何の得ももたらさないでしょう。

だから、最初はビジネスを小さく始めることが大事です。小さなビジネスであれば、仮に失敗したとしても、ほとんどダメージにはなりません。たとえば、サイト運営で失敗してもそもそもコストがかかっていませんから、金銭的なダメージはありません。

ノウハウコレクター

ノウハコレクターとは、枝葉末節なノウハウばかり手に入れて、行動に移さない人を指します。
ノウハウコレクターであることの問題点は、行動を起こさないこと、そして、ノウハウばかりに目をとられてしまうことです。

当たり前ですが、ビジネスは行動に移さないと、能力は身につきませんし結果は出ません。たとえば、サッカーを始めるとして、ボールの蹴り方をどんなに解説書を読んだり動画で勉強しても、実際にボールを蹴ってみないと上達することはないですよね。何事も実際に始めてみないとどんな知識が必要かなんて分からないですよね。いくら情報を収集してもすべての答えが探せるわけではありません。もちろん、とりあえず始めろというわけではなく、ビジネスの原理原則を理解したら実践しながら学んでいく必要があるということです。

また、ノウハウばかりを集めて、ノウハウばかりに気をとられてしまうのも問題です。ビジネスの全体像が見えておらず、細かいノウハウ部分だけに目を奪われている状態です。木を見て森を見ずの状態ですね。事業を行うには、ゴールから逆算して、ビジネスの全体像を捉えた上で、優先すべきポイントを抑えていくことが重要です。しかし、全体像が見えていないと、どうでもいいことばかりに時間とお金を使って、優先すべきことがおろそかになります。

完璧主義

完璧主義だと、何事も完璧を求めるので行動できなくなります。新しいことを始めるのにも100%安全だと確信してから行動を起こそうとするので、必然的に行動に移しにくくなるわけです。

さらに、完璧主義は何かの目標を達成するためには効率が非常に悪い考え方です。「8割の成果をあげるためには、全体の2割の労力が必要」というパレートの法則というものがあります。つまり、テストで80点を取るにはそこまで労力は必要ないわけです。しかし、この8割の成果を10割の成果に引き上げるためには、多大な労力がかかるので効率が悪いのです。

いざ、ビジネスを始めるとわからないことや知らないことがでてきて、壁にぶつかります。そこで完璧主義の人は一気に壁を乗り越える方法はないかと悩みます。しかし、悩んでいる時間は無駄です。悩んでいても答えが出てくることはないからです。やってみないと知ることができないことはたくさんあります。そして、知らないことはできないのです。

だから、壁を乗り越える方法は、問題を明確にした上で、やれることをコツコツと片付けていくことです。まずは手を動かしてみること。そして、量をこなしていくうちに無駄な部分が見えてきて、結果として作業が効率化されていくのです。このように、とりあえずやってみることが問題解決の糸口になるのです。

脱サラに失敗する原因は正しい情報を知らないから

そもそも脱サラに失敗する原因は、起業するために必要な正しい情報を知らない場合が多いです。正しい情報というのは最低限、押さえておくべきビジネスの原理原則です。

そして、このようなビジネスの原理原則を身につける最短の方法は成功している人の真似をすることです。守破離の守を徹底することです。何もできないうちから、独自のやり方でビジネスをしていても効率が悪いです。なぜなら、結果としてビジネスの原理原則を身に付けることが最適なやり方だと気づくからです。

そもそも、「学ぶ」の語源は「真似る」です。真似ることは、やるべきことが見えているので誰でもできます。失敗するのは、やるべきことがわからないから、またはやるべきことが間違っているからです。やるべきことが正しいとわかっているなら、あとはやるだけですから、非常にハードルが低いですよね。まず正しい努力のやり方を知って、そのやり方に沿って努力をする。料理もスポーツも勉強もビジネスも何でもそうです。

そして、正しい情報を知っていると行動できるようになります。人間は情報がないと不安になります。だから、ひたすらノウハウを集めるノウハウコレクターになる人が出てくるのです。家電の取り扱い説明書があれば家電を使えるようになりますが、その家電の細かいスペックを知っても家電を使えるようにはならないですよね。家電のスペックを知ったところで、家電の組み立て方、使い方を知らなければ、いつまでも使えるようにはなりません。正しい情報こそが不安を取り払い、行動へのハードルを下げてくれるのです。

脱サラするならインターネットビジネス

脱サラをするのであれば、まずはリスクの小さいビジネスから始めて利益が安定するようになったら、独立するというのが理想です。
では、リスクを最小限にして、安定した利益を生み出すにはどんなビジネスを選べばいいのでしょうか。ライブドア元社長の堀江貴文氏によれば、確実に上手くいく商売は以下の4つの条件を満たしたビジネスです。

  • 利益率の高い商売
  • 在庫を持たない商売(あるいは少ない)
  • 定期的に一定額の収入が入ってくる商売
  • 資本ゼロあるいは小資本で始められる商売

これらの条件に当てはまるビジネスであれば、金銭的なリスクを最小限にすることができます。

そして、この4つの条件を満たすのがインターネットを使ったビジネスです。たとえば、ブログを作って情報発信を行えば、広告収入を稼ぐことができます。ブログというのは、簡単にいうとテレビなどのメディアと一緒です。現代は個人でも情報発信ができる時代です。ツイッターもフェイスブックも情報発信ができる一種の個人メディアです。ブログで記事を書いて、価値のある情報を発信し続ければ、その情報に魅力を感じて訪れる人が増えていきます。訪問者が増えて価値が高いブログになれば、広告を貼ってお金に換算することはできます。ビジネスの本質とは価値を提供することですから、価値のあることをやればお金に変えられるのです。

インターネットを使うメリットはデータが取得しやすいことです。アクセス数や数値で出ますからたとえば、ブログで記事を書いて、アクセスが集まらず失敗しても、「この記事の内容、キーワードだとブログへのアクセスが集まらない」というデータを細かい数値とともに得ることができます。そして、データを蓄積していけば、だんだんと効率的なやり方が見えてきます。つまり、失敗したとしてもそのデータを次に活かせば、その失敗はデータ収集であって単なる失敗ではありません。失敗を重ねても、データが溜まるから次にやるべきことがわかってくるということです。

たとえば、脱サラというとFXで一発稼ごうという人がいますが、知識がない状態で大きく失敗したら一瞬で借金を背負うことになります。ブログなんて大きな失敗をしてもブログが消えることぐらいで、金銭的にマイナスになることはないです。このように、ブログはお金もかからず、今すぐ一人で始められるビジネスなので、他のビジネスと比べたら非常にハードルは低いです。

スピードこそが脱サラ成功へのコツ

脱サラに成功するかどうかは、結局、成功するまでやるかどうかです。たとえば、ブログで月に20万円を稼ぐという目標があったら、そこから逆算してやるべきことはだいたい決まります。あとは、目標に達成するため、やるべき作業をやれるかどうかです。ビジネスには答えがないというのは嘘です。前提条件と目標が決まれば、いくつかの選択肢の中から目標を達成するための最適な戦略が決まるのです。答えがわかったら、あとはやるだけです。とはいえ、多くの人は行動しないので、すぐに行動に移すだけで大きな差別化になります。要はやったもん勝ちです。

もし、ビジネスを始めるか始めないか悩むことほど無駄な時間の使い方はないです。なぜなら、悩んでいても欲しい答えは出ないからです。脱サラをするならするでビジネスの原理原則を学んで、自分のビジネスを立ち上げるべきですし、脱サラをしないならしないで他のことに時間を使った方が有意義です。

ビジネスにおいてはスピードが非常に大事です。スピードが早ければ、量をこなせます。量をこなせば作業を効率化できるので質が上がります。その結果、能力が身について、誰よりも早くお金を稼げるということです。即断即決。即行動。これが成功への近道です。